はり治療
鍼治療は、腰痛や肩こり、関節の痛みにおこなうというイメージがありますが、呼吸器疾患、循環器疾患、生殖器疾患、皮膚疾患、神経系疾患、自然治癒力の向上など、いろいろな症状に効果があります。では実際どのように治療するかというと、飼い主様から問診をし、動物の全体を診て、聞いて、触れて選穴し(治療に必要なツボ)、鍼を刺し機械的刺激を与えます。
鍼を刺す行為から痛みを心配されますが、0.12mmの細いデイスポ鍼を使いますので基本的に痛みはほとんどありません。
お灸
もぐさを使ってツボに温熱刺激を与えるのがお灸です。
選穴したツボにもぐさを直接置くのではなく、毛や皮膚に触れないように灸点紙という紙を貼るので心地よい温かさで痛みなどを和らげます。
動物の体には人間同様に重要な12本の経絡が通っており、経絡上にはいくつものツボがあります。この経絡の流れが悪くなると体の不調が現れてきます。経絡上にあるツボは病気のサインを現している場所であり、そのツボを刺激することにより気血の流れが取り戻され症状を和らげます。鍼灸を続けることで気血の流れを修正し身体が自然な状態に戻り、自然治癒力が高まります。
オゾン療法
オゾン療法は人の分野では、ヨーロッパ特にドイツを中心に治療が行われています。近年、小動物においてもオゾン療法が実施され、その有効性が示されています。オゾン療法は、皮膚疾患、運動器疾患、自己免疫疾患や、動物たちの持つ自然治癒力を高め弱ってしまった身体の改善をします。特に免疫力の低下している高齢の動物にはお勧めの治療です。実際の治療は「注腸法」という肛門からオゾンガスをいれます。
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